【Linux】
ファイル・ディレクトリの所有者・所有グループを変更する方法

参考文献
・Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応
・Linux教科書 LPIC レベル1 スピードマスター問題集 Version5.0対応

ファイル・ディレクトリの所有者を変更するには「chownコマンド」を使用します。

chownは以下のように記述します。

chown 所有者名 ファイル名・ディレクトリ名

実際の使用例は以下の通りです（以下はカレントディレクトリのsample.txtの所有者をtestUserに変更しています）。

chown testUser ./sample.txt

同様の方法でディレクトリの所有者を変更することもできます。

また、指定したディレクトリとディレクトリの中の全ファイル・ディレクトリの所有者を変更することもできます。

以下は「sample」ディレクトリの所有者とその中の全てのファイル・ディレクトリを変更する例です。

chown -R testUser ./sample

ファイル・ディレクトリの所有グループを変更するには「chownコマンド」または「chgrpコマンド」を使用します。

chownコマンドを使用して所有グループを変更するには以下のように記述します。

chown :所有グループ ファイル名・ディレクトリ名

実際の使用例は以下の通りです（以下はカレントディレクトリのsample.txtの所有グループをtestGroupに変更しています）。

chown :testGroup ./sample.txt

同様の方法でディレクトリの所有グループを変更することもできます。

また、指定したディレクトリとディレクトリの中の全ファイル・ディレクトリの所有グループを変更することもできます。

以下は「sample」ディレクトリの所有グループとその中の全てのファイル・ディレクトリを変更する例です。

chown -R :testGroup ./sample

もう１つ、所有グループを変えるコマンドが「chgrpコマンド」です。

chgrpコマンドを使用して所有グループを変更するには以下のように記述します。

chgrp 所有グループ ファイル名・ディレクトリ名

実際の使用例は以下の通りです（以下はカレントディレクトリのsample.txtの所有グループをtestGroupに変更しています）。

chgrp testGroup ./sample.txt

同様の方法でディレクトリの所有グループを変更することもできます。

また、指定したディレクトリとディレクトリの中の全ファイル・ディレクトリの所有グループを変更することもできます。

以下は「sample」ディレクトリの所有グループとその中の全てのファイル・ディレクトリを変更する例です。

chgrp -R testGroup ./sample