【JavaScript】
タッチ可能なデバイスかどうかを判定する方法(旧Edge, IE対応版も紹介)
navigator.maxTouchPointsで判定する
投稿日 2025/10/09 更新日 2025/10/09

こんにちは。IT業界歴6年目の「元木皇天」です。
今回はJavaScriptで、タッチ可能なデバイスかどうかを判定する方法について解説いたします。
やりたいこと
タッチが可能なデバイスかどうかを判定する
以下のボタンをクリックすると、あなたが今見ているデバイスがタッチ可能なのかどうかがわかります。
まだ判定していません
参考文献
・JavaScript コードレシピ集
・mozilla - Element: touchstart
・mozilla - Navigator: maxTouchPoints
・Intel - Touch Developer Guide for Ultra Mobile Devices
環境
・OS:MacOS Sequoia 15.6
・Google Chrome:Ver 140.0
タッチ可能かどうかを判定する
タッチ可能なデバイスかどうかは、navigator.maxTouchPointsを使用することで判定できます。
if(navigator.maxTouchPoints > 0){
//タッチ可能
}else{
//タッチ不可能
}
こちらは、現在のデバイスで対応している同時タッチ接触点の最大数を返します。
そのため、マウスでしか操作ができないPCでは0を返し、スマホやタッチ可能なPC(Surfaceなど)では1以上を返すようになっています。
これにより、タッチ可能なデバイスなのかどうかが判定できます。
旧IE, Edgeに対応するには
さて、この記事を書いている2025年時点では、先ほど紹介した方法で正しく動作するでしょう。
ここからは、旧IE, Edgeなどに対応する方法について解説します。
前項で紹介したnavigator.maxTouchPointsは、比較的新しいもので、一部の古い環境では正しく判定できません。
そこで、別の方法を使ってタッチ可能なデバイスかどうかを判定する方法を紹介します。
'ontouchstart' in windowとnavigator.msMaxTouchPointsを使用します。
if('ontouchstart' in window || navigator.msMaxTouchPoints > 0){
//タッチ可能
}else{
//タッチ不可能
}
'ontouchstart' in window は、主に古いEdgeやIEでタッチ可能かどうかを判定する際に使用します。
navigator.msMaxTouchPoints は、IE向けに使用します。
ただし、navigator.msMaxTouchPointsについてMicrosoftのドキュメントを見つけることができませんでした。
代わりにIntelが2014年ごろに公開したPDF資料の20ページ目で使用しているのを確認することができました。
Intel - Touch Developer Guide for Ultra Mobile Devices
ご参考までに。。
まとめ
タッチ可能なデバイスかどうかは、navigator.maxTouchPoints > 0 を使って判定する。